避妊したい-種類や料金は?-産婦人科医師が解説
2024.06.04
避妊方法には、コンドームやピル、避妊器具の挿入などがありますが、体質や年齢によって使用できない方法もあります。ここでは、避妊方法や避妊に失敗した場合に服用する緊急避妊ピル(アフターピル)について説明します。
避妊方法(性交渉前)
避妊とは望まない妊娠を防ぐための方法です。それぞれにメリットやデメリットもありますので、適切な方法を選択します。膣外射精は避妊方法ではありません。
低用量ピル
女性が自分で行うことのできる避妊方法です。1日に1錠のピルを服用すれば避妊が可能ですが、年齢や体質によって服用できない場合もあります。処方には検査と診察が必要です。
避妊だけではなく生理痛の改善や月経周期のコントロール、PMSなどにも効果があります。
効果 | 排卵を抑制。子宮内膜の厚みを増やさない |
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副作用 | 吐き気 不正出血 頭痛・下腹部痛 眠気 胸が張る 血栓症 |
避妊率 | 99.7%(飲み忘れがない場合) |
コンドーム
薬局で購入が可能なので、医師の診察も要りません。性感染症の予防もできますが、男性の協力と正しく装着する必要があります。
効果 | 精子を子宮に侵入させない | |
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副作用 | なし | |
避妊率 | 一般的な使用 | 86% |
理想的な使用 | 97% |
※避妊率は厚生労働省「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ」より
避妊に失敗した(緊急避妊)
コンドームが破れたり避妊せずにセックスした場合に、望まない妊娠を防ぐための性交渉後に行う緊急的な避妊です。
アフターピル
性交渉から72時間以内に服用する必要がありますが、早いタイミングほど効果が高いです。あくまでも緊急用のため、日常的に使うものではありません。
効果 | 排卵の抑制 排卵を遅らせる |
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副作用 | 眠気 不正出血 むくみなど |
避妊率 | 98%(72時間以内) |
避妊の料金
避妊方法ごとに料金が異なります。
種類 | 単位 | 料金 | 診察 | |
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初診 | 再診 | |||
低用量ピル | 1シート(28日分) | 2,420円 | 2,200円 | 1,100円 |
アフターピル | 1回 | 7,700円 | 2,200円 | ー |
まとめ
低用量ピルで避妊を行うには、医師の診察や検査が必要です。婦人科(婦人科クリニックフラウ栄)へご相談ください。